滝沢歌舞伎ZERO2021を見て生まれたSnow Manへの感謝の気持ちと、Maybeへの感情の昂ぶりを抑えきれないままに書いたブログ
不安定な世の中に生きる私たちは、何を心の支えにするのか。
自分が倒れてしまいそうになったとき、咄嗟に手を伸ばした先にあるものは何か。
私にとってのそれが、Snow Manだ。
4月30日。
オンライン授業を受けるのも2年目になり、自室の白い壁をぼんやりと眺めて過ごす休み時間。ブルーライトカットのレンズから覗く世界は少し濁って見えて、心なしか歪んで見えた。
そんなとき、私の元に一通のメールが届く。
「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」配信決定。
え、まさか。そんなことが起こるなんて。
突然送られてきたそのメールは、Snow Manと私たちの思いが繋がったことの証明だった。
それから目まぐるしく時は過ぎていく。
気がつくと配信日である5月9日を迎えていた。
あっという間だった。それほど世の中がせわしなく動いていたからかもしれない。
この日のツイッターのタイムラインは、少しソワソワしていたように思える。
家にある一番綺麗な服を選んで、いつもより丁寧にメイクをした子。
いつもより早くお風呂に入って、優しいシャボンの香りを纏った子。
いつもより少し豪華な料理を用意して、美味しいお酒を準備した子。
みんなそれぞれのやり方で、今日という日をいつもより楽しんでいたのだ。
そんな私も、今日のために紅茶の中にいつもよりたくさんの果物を入れた。
そして、メンバー全員のアクリルスタンドを並べてみた。
全員分のアクスタを並べてSnow Manから視線を注がれている気にでもなったのか、少しこっぱずかしい気持ちになりながらもパソコンの音量を上げて今か今かと17時30分を待ったのだ。
そして始まった滝沢歌舞伎 ZERO 2021。
彼らのパフォーマンスを、こんなにも祈るように見たのは今日が初めてかもしれない。
(ここからしばらく私によるMaybeしゅきしゅき話が続くのですが、ちょっと長ぇなって思った方は--------ではさまれた文章を飛ばしてくだしゃい♡)
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どの演目も息をのむほど素晴らしく、とてつもない迫力があった。
私はその中でもMaybeについての記憶をここに残しておきたい。
あくまで私の中のイメージだけれど、Maybeという曲には恋愛における光と影が表現されていると思っている。
白い衣装に身を包んだラウールくんが光で、
黒い衣装を身を纏った佐久間くんが影だ。
誰かと触れ合う時も
求め合う時にも
冷静な自分を隠し持つようになってしまったのは
いつから...?
I'm in love アフレダス
「I just wanna stay with you...」
その人のことを好きだから一緒にいたいと思うのか、
自分の心の底にある悲しみを埋めるためにその人と一緒にいたいと思うのか。
どちらも恋愛感情としては成り立つのかもしれない。
しかし、その根本にあるものは全くの別物である。
人間という生き物は、長く生きた分だけ他人の汚い部分が見えるようになったり、他人に対して黒い感情を抱えてしまうものだと思う。
同時に、それらをうまく隠してしまえるのが大人だ。
子どもの口から発せられた「好き」の言葉と、
大人の口から発せられた「好き」の言葉では、
込められている感情や、含まれている意味の数が違う。
「会いたい」の言葉も同様だ。
その両極端を見事に表現しているのがラウールくんの光と佐久間くんの影のダンスである。
互いが歩み寄ったり、抱きしめ合う場面が曲中にあったが、最終的に光と影が1つになることはなかった。
光があるから影が存在し、
影があるから光が存在するのだ。
私は、恋愛におけるこのような美しくも残酷な世界をダンスで魅せてくれた2人に心の底から感動したのだった。
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コンサートや舞台が配信されるようになってから、私はエンターテインメントのあり方を考えるようになった。
私たちにとって、エンターテインメントは何なのか。
それは明日を生きる活力だ。私たちの心の支えになるものだ。
自分が倒れてしまいそうになったとき、咄嗟に手を伸ばした先にあるものだ。
ここで、昨年のデビューコンサートにて阿部ちゃんが言った言葉を思い出したい。
「繋いだこの手は絶対に離さないでください。」
次々と押し寄せてくる困難に飲み込まれて、一度繋いだはずのその手が離れてしまいそうになった人もいたことだろう。
しかし、私たちは希望に向かって手を伸ばし続けた。
彼らはどこからかその手を見つけて、握り返してくれた。
それを形にしてくれたのが、5月9日に配信された『滝沢歌舞伎 ZERO 2021』だと私は思っている。
私たちはなんて素敵なグループを好きになったのだろうか。
彼らに何と感謝の気持ちを伝えたら良いのだろうか。
私たちが想像している以上に、私たちの思いはSnow Man本人に届いているのだ。
一日でも早く、この思いを直接本人たちに伝えられるようになりますように。
Snow Manのみんな、ありがとう。大好きです。
2021/5/10 みぃちゃん(Twitter: @mattanhiesyou_)